WHEE SUNG'S STORY 02 絶望と悲しみが僕を支える記事一覧

僕が生まれて初めて感じた感情は、おそらく他の人より、経済的に苦しい家庭に生まれたことへの不満じゃなかっただろうか?とても貧しい家に生まれ、かなり長い間貧乏な暮らしをしてきたのだから。でも、僕は生まれた時からそんな環境で育ってきたので、貧乏が何なのかについては、あいまいにしか理解しておらず、金持ちと貧乏の差が大きいという実感はなかった。家というところは、元々給湯器などないところで、トイレは他の家と共...

劣等感が僕を歌手にしたいつだったか僕をインタビューした記者が「フィソンを育てたものは、8割が劣等感だ。」という記事を書いた。完全に正しい言葉だ。僕は以前、自分が世界中の短所と弱点を、全て持っていると思っていたから、ものすごい劣等感に苦しんでいた。子供の頃は貧しい家に生まれた劣等感があって、少し成長したら外見のコンプレックス、ダンスをしていた頃は上手く踊れない劣等感、歌を始めたら才能がないという劣等...

お金、外見、才能。何一つ満足できるところがなくて、僕はいつも辛かった。だけど僕が最高に大きな絶望を感じたのは、歌を始めてからだった。本当に僕という人間には、どうしようもなく才能がないということを、ひしひしと感じた。どうして僕は歌を始めたんだろう、どうして。ソロデビューする前に、A4というグループでボーカルをやった。歌を歌うメンバーが必要だったので、学校のロックバンドでボーカルをやっていた僕が、彼ら...

2008年のことだ。僕が初めて「ああ、僕にも少しは特別な才能があるんだな。」と思えたのは。世界的な歌手である、クレイグ・デイビッドが『Insomnia』を僕に依頼したという話を聞いた時、そして僕が歌う『インソムニア』が、本当に良いと人々が言ってくれた時、「僕にも何か才能があるということかもしれないな。」という気がした。それ以前までは、本当にただの一度も、自分に才能があると感じたことはなかった。大小...

20002年8月の初めてのコンサートを、僕は忘れることができない。初めてのコンサートにもかかわらず、デビュー曲『アンデナヨ』がランキング一位候補だったので、地上波の音楽番組とコンサート会場を二元生中継をしなければいけない状況だった。そのため、僕は極度の緊張状態だった。歌を十曲以上も歌わなければならない、生まれて初めてのコンサートだということだけでも、プレッシャーだったのに、テレビで生中継までされる...

今年、一大決心をして外車を買った。もともと車には興味もなく、外に出かけることもほとんどないのだから、車なんて必要ないのに、あえて外車を買った理由は、人に無視されたくないという気持ちが生まれたからだ。なにしろ小心者で、神経質だったから、人々の視線を気にしすぎて暮らしてきた。特に最近は、アルバムが以前ほど売れないという状況が繰り返されているので、良く見せたいという気持ちが大きくなったのだ。だからそれほ...

人間は皆、孤独な存在だというのは本当だろうか?優秀な人も孤独で、金持ちも孤独で、美しい女性も、みんな孤独だというのは事実なのかな?僕からすると、僕以外の全ての人には友達がたくさんいて、全然孤独に見えないんだけど。それに僕は単に『孤独』というよりは『のけ者』という表現がぴったりくる。いつも僕の反対側に、僕を除いた全ての人が立っているように思えたから。学生時代、男子は友達と一緒にサッカーやバスケ、野球...